“秋”の沖島      H30年版


 “地蔵盆”が過ぎ、わかさぎ漁が始まると、
そろそろ秋の気配を感じ始めます。
 沖島の秋は湖の恵み・山の恵みと、まさに
“実りの秋”です。また秋祭り等の行事が行われ、様々な恵みに感謝をする季節でもあります。
 そんな“秋の沖島” に足を運んでみませんか・・・♪



 平成30年・秋の話題
 
 今年は例年より秋の訪れが遅く、ようやく秋の気配が深まってまいりました。
 紅葉も例年より遅く色づき始めましたが、今年は台風の影響で広葉樹の葉が落ちてしまったり、木が折れてしまったりしたため、少し寂しい紅葉風景となっています。
 そんな静かな秋を迎えた沖島から、秋の話題をいくつかお届けします。


 台風の置き土産? この秋は魚がよく捕れています♪

 今年は例年よりやや秋の訪れが遅かった沖島ですが、秋の漁は最盛期を迎えています。
 この秋は魚がよく捕れています。中でもホンモロコ”はサイズの大きめものがたくさん獲れています。また、突然、琵琶湖から姿を消してしまうことから幻の湖魚といわれる“イサザ”も、サイズの小さいものがたくさん捕れてることから、今後も水揚げが多くなっていくのではと期待されます。そのほか、“スジエビ”もよく捕れています。
 一方、“ワカサギ”は9月〜10月前半までは捕れていたのですが秋が深まるにつれ捕れなくなってきていますが、絶対数が少ないわけではなく漁をしているところにいなくなってしまっているのでは…と推測しています。

“本もろこ南蛮酢漬け”
 このような状況は沖島周辺のみならず琵琶湖全般で起きていることで、この夏から秋にかけて猛威をふるった台風の影響ではないか…と言われています。というのは、この相次いだ台風で琵琶湖の水が大きく攪拌されたことにより、琵琶湖全般で魚たちの餌になるプランクトンが大量に発生し成長に適した環境が整ったのではないかと推測されるからです。
 また、湖だけでなく山のほうにも目を向けてみると、老木が倒れたことで新芽がでできており、台風が森の活性化に一役買ってでた?ような状況になっています。
 今年、猛威をふるった台風は各地で大きな被害をもたらし、沖島でも瀛津島神社が半壊するなどの被害がありました。その一方で皮肉にも人の手ではなかなか成果が上がらない、このような環境改善をあっという間にやり遂げてしまう・・・そんな自然の持つ力の大きさを実感させられる秋です。

★“いさざ若煮”“本もろこ南蛮酢漬け”等は通信販売でお買い求めいただけます。
  詳細はこちらから・・・

 

 “ふなずし手作り講習会”の鮒ずし 樽だしです♪

 お待たせ致しました。この夏「ふなずし手作り講習会」で漬け込んだ“鮒ずし”が食べ頃を迎えました。「H30年・夏の話題」でもご案内致しましたように、漬け込んだ塩切り鮒の大きさにばらつきがあるため、サイズの大きいもの考慮して漬け込み時間を長く取り、例年よりやや遅めの11月下旬頃の樽だしとなる予定です。
 毎年、「ふなずし手作り講習会の鮒ずしは食べやすい♪」と大変ご好評をいただいており、今年の鮒ずしも大きさにばらつきはあるものの、例年同様、美味しく漬けあがっています。
 沖島漁協では、毎年“漁師の鮒ずし”として鮒ずしの販売をしておりますが、今年は塩切り鮒が「ふなずし手作り講習会」で使用する分しか確保できず、販売用の鮒ずしを漬け込むことができませんでした。つきましては、今年度の“漁師の鮒ずし”は販売を見送らせていただくこととなりました。何卒、ご了承いただきますよう、よろしくお願い致します。
 なお、漁協婦人部“湖島婦貴の会”では今年も
“沖島の鮒ずし”として鮒ずしの販売を行っております。こちらの鮒ずしは、講習会の方法ではなく昔から沖島の家庭で受け継がれてきた方法で漬け込んだものです。ぜひご賞味くださいませ。

★湖島婦貴の会“沖島の鮒ずし”についての詳細はこちらから・・・
※ ご購入いただいた“ふなずし”は、冷凍保存していただくと発酵が進まないため、酸味が増すことなくまろやかな状態のまま召し上がっていただけます。



 今年の“沖島の紅葉”は寂しく…


“毎年鮮やかに色づく瀛津島神社の紅葉
 沖島の紅葉は、例年、対岸より遅めに始まり、だいたい11月中旬頃から見頃を迎えるのですが、今年は色づき始めが遅く中旬頃、ようやく色づき始めました。
 しかしながら、この夏、猛威を振るった台風の影響により、色づくはずの桜並木の葉が落ちてしまったり、毎年鮮やかな紅葉を見せてくれる瀛津島神社のもみじの木が折れてしまったり…と少し寂しい紅葉風景となっています。

 沖島の紅葉は沖島漁港の桜並木、島の西側の「桜のトンネル」から色づき始め、島内や山間の広葉樹へと紅葉していきます。その色づきは気温だけではなく琵琶湖の水温の変化にも左右されるため、毎年、色づき方や時期も違ってきます。今年は少し寂しいものとなってしまいましたが、来年は鮮やかな紅葉風景が見られることを願うばかりです。
※ 下記の写真は今年(H30.11.15撮影)の紅葉の様子です。

※ 例年の紅葉の様子は『沖島紅葉アルバム』でご紹介しております。


 『ここ滋賀』1st ANNIVERSARY大感謝祭”で沖島PR♪


“街頭に設置したカウンターでPR”
 『ここ滋賀』の開店一周年を記念して開催された“大感謝祭”に沖島を代表して漁協組合長が参加させていただきました。
 『ここ滋賀』とは、東京日本橋に滋賀県の情報発信拠点として昨年オープンした商業施設です。滋賀県の特産品、伝統工芸品などを販売するマーケットや滋賀県の食材をふんだんに使ったレストランなどが入り、テラスなども設けたおしゃれな空間です。

“沖島の味満載のプレート”
(えび豆・うろり若煮・本もろこ南蛮酢漬け
・ふなずし・自家製味噌・自家製漬物等)
 “大感謝祭”ではKokocool MOTHERLAKE SELECTION 2017に選定された沖島漁協婦人部“湖島婦貴の会”の湖魚料理や自家製味噌、お漬物などをワンプレートにして販売させていただいたり、ラジオ番組のインタビューを受けるなどして沖島をPRさせていただきました。湖魚料理はもちろんのこと自家製味噌なども大変ご好評をいただき、沖島の暮らしを知っていただく良い機会となったのではないでしょうか♪
 こうしたイベントに参加することは、沖島にご来島いただける観光客の方だけでなく、県外、広くは海外の方々など多くの方々に沖島を知っていただく機会になるのでは・・・と思います。そして琵琶湖には沖島という『日本の淡水湖に浮かぶ唯一“暮らしのある島”』があることを知っていただくとともに琵琶湖に関心をもっていただき、その環境保全につながっていけば・・・と願っております。



 “世界農業遺産”認定に係る現地調査に参加いたしました

 現在、滋賀県では琵琶湖と共生してきた滋賀の農林水産業を『森・里・湖(うみ)に育まれる 漁業と農業が織りなす琵琶湖システム』として“世界農業遺産”認定を目指し、プロジェクトが始動しています。
 この“世界農業遺産”とは、長年に渡る先人の知恵の集積、知識の結晶である農法・漁法や文化・伝統を活用し未来へ向けて持続・発展させようという試みで、「生きている遺産」と呼ばれています(滋賀県公式ホームページより)。
 沖島漁協でも、そのプロジェクトに協力すべく『“世界農業遺産”認定に係る現地調査』に参加し、沖島の漁業や漁師の暮らしなどを説明させていただきました。

“足場を組んだ漁船”
 沖島で営まれている漁法も、まさしく先人の知恵や知識を受け継いできたもので、その中でも小アユ漁で行われる、刺し網にかかった魚を漁船に高く組まれた足場に網を掛け、その網を振るって魚をはずす漁法は、沖島発祥といわれている伝統的な漁法です。この受け継がれてきた漁業を守り続けていくためにも“世界農業遺産”に認定されることを期待したいところです。
《参考文献》滋賀県ホームページ


 ここからは、例年の“秋の沖島”の様子をご紹介しております 
 

◆ 紅

  10月後半から11月中旬にかけて、沖島の山々も色彩豊かに彩られます。その中から絶景ポイントをご紹介いたします。
 ※ 写真はH21年11月中旬に撮影したものです。
◇ 瀛津島神社(おきつしまじんじゃ)


 紅葉に彩られた“瀛津島神社(おきつしまじんじゃ)”は、厳かな中にも温かみがあり、趣き深いものがあります。


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                     風景写真  
◇ ケンケン山(見景山)


 ケンケン山に登っていく途中の紅葉も美しく、また、「お花見広場」からは、比良山系・比叡山が望めます。


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                    風景写真
◇ ホオジロ広場


 ケンケン山「お花見広場」から山道を暫く歩くと“ホオジロ広場”に到着します。
 ホオジロ広場からは、沖島の西側を展望することができます。

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                    風景写真
◇ 蓬莱山の頂上


 沖島で一番標高の高い蓬莱山の頂上からは、琵琶湖を見下ろすことができ、また湖東の景色を一望することができます。 ここから見る対岸の風景は評判です。



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                    風景写真
◆ 秋の行事  
◇ 秋祭り

 毎年9月下旬から10月初旬頃に、さまざまな収穫に感謝をし“瀛津島神社”、“弁財天(厳島神社)”で行われます。
 昔から、秋の収穫期にあたる頃に行われるため、春より簡素な形で行われてきました。現在では、「子供みこし」も催されるなど、内容は昔と様変わりしたところもありますが、感謝する気持ちは受け継がれています。
 また、“弁財天”では、お祭りの前日、夕方頃から船で、神主さんとともに氏子、その子供達がお供えにお赤飯を持って参拝する風習があります。参拝後、お供えしたお赤飯で“おにぎり”を作ってもらって頂きます。島の子供達の秋祭りの楽しみのひとつです。この風習は今でも大切に受け継がれています。
                 
◇ 先覚者の法要
 
 昭和27年(1952)、沖島漁協に功績のあった方々を称え、“沖島先覚者碑”が建立されました。毎年、秋祭りの初日に先覚者の方々に感謝をし、ここで法要が営まれます。

◇ 島の運動会

 毎年、沖島小学校と合同で行います。世代を超えて楽しめるイベントです。
◇ 魚貝類の虫供養

 毎年、“先覚者の法要”と同日に漁に感謝をし、獲った魚貝類を供養するために行われます。
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